デイトレードの具体的な手法の一例

手法、ルール作りに正解が無い以上、現在の相場の状況に合わせて自分なりに作り上げ、調整していくしかありません。

しかし、どう作っていけば良いか全くわからない方のためにここで一例を挙げてみます。
トレンドフォローのあくまで一例ですが、ご自分のルール作りの参考になさって下さい。

取引ルールの一例

日足で方向を決める

普段自分がフォローしている通貨ペアのそれぞれの日足を見ます。

各テクニカル指標を参考に、参加する通貨ペアと、買いか売りの方向を決めます。
テクニカル指標の参考の仕方は、この後説明する時間足のエントリー条件と同じように。

通貨ペアと方向が決まったら次は時間足を見ます。

時間足で具体的なエントリータイミングを計る

ここでいくつかの条件を全て満たした時だけエントリーします。

  1. エントリーする方向にMACDが向いている(向き始めた)。
  2. エントリーする方向にストキャスティクスが振り切っていない。(80以上では買わない・20以下では売らない)
  3. ボリンジャーバンドの幅があり、値動きがある程度活発であること。幅は通貨ごとのボラティリティによってそれぞれ適切に決める。ドル円なら80pips以上・ポンド円なら120pips以上など。

5分足でエントリーポイントを探す

上記の時間足の条件を全て満たしたら、5分足のストキャスティクスを見てエントリーします。

売りで入る時は、70~80程度以上まで上昇してから、シグナルがデッドクロスして下を向いたタイミングで売る。
逆に買いで入る時は、20~30程度以下まで下落してから、シグナルがゴールデンクロスして上を向いたタイミングで買う。

指標の反転で決済する

時間足のMACDのシグナル交差による逆サイン(買いならデッドクロス)などが確定したら決済。
荒れ気味で相場の流れが変わるのが速い時は、決済は30分足など短い足の指標反転を使うなど工夫しましょう。

相場に合わせて調整する

取引ルールの一例を簡単に書きましたが、実際にはその時の相場の状況に合わせて柔軟に調整、対応していかなければなりません。

強いトレンドが発生している時は、ストキャスティクスが振り切ったまま押し目も無く上昇・下降を続け、反転したと思えば今度は逆方向に振り切ったまま推移するというような荒っぽい相場になることも珍しくありません。

また、日足でその日の方向を決める時に正しい方向を選べないと、どうしても大きくは勝てません。
ADXなども使ってトレンドの有無を確認し、順張りか逆張りかの判断をしましょう。

ただ、それでも時間足のエントリータイミングが悪くなければ、その日の大局に対して逆張りになっても勝てる事もあります。

例え負けても損切りを徹底していれば1、2回の損失額は僅かでたいしたリスクではないはずです。
もし1、2回の損切りが痛くて耐え難いものになっているようなら、エントリーの仕方と損切りの置き方に問題があります。もう一度見直しましょう。

その日の大局に沿ったトレードが出来ていない時の損失を抑えるために、損切り後に追っかけで再度同じチャンスに乗ろうとしない事、連続で負けトレードとなった時はその日のトレードを終了する事、といった自分なりのルールを加えましょう。