損切りの仕方

一部の怪しげな情報商材や書籍以外のほとんどのFX本には、それぞれニュアンスは違えど損切りの重要性が書かれていると思います。

毎回あやふやな損切りの仕方となってしまうのは、コツコツ勝ってドカンと負ける「損大利小」になる最大の原因です。

安定した利益を上げるためには合理的で徹底した損切りの仕方を身につける事が不可欠です。

損切りポイントを置く位置

一体どこに損切りポイントを置けばいいのか、投資家なら誰もが悩むテーマです。

手法同様、損切りの仕方にも正解はありませんが、大事なのは一度設定した損切りポイントを後から拡げないことです。

具体的な損切りポイントの置き方は、自分の相場分析力のレベルに合った方法をそれぞれ取るのが良いと思います。

エントリーから毎回一定の損失で損切りする

エントリーした値から50pips逆行したところで損切りするなど、毎回一定の逆行幅で損切りする方法です。

いちいち迷うことなく機械的に損切る事が出来るため、初心者はもちろんプレッシャーに弱かったり判断に自信が無い人は毎回あれこれ考えるよりも上手くいく事が多いです。

テクニカル面から考えて合理的な損切りをする

テクニカル分析にある程度理解している事が前提で、エントリー時の状況を見て確率の高い指標を取捨選択し、合理的な損切りポイントを選ぶ方法です。

一口にテクニカルといっても損切りポイントとして考えられるテクニカル指標は無数にあります。

代表的なものにボリンジャーバンド2σの外側、一目・雲を超えた外側、フィボナッチ62.8%戻しを超えたところなど色々とありますが、その時の相場状況に合わせて選択することになります。

チャートを見て決める場合で最も簡単でよく使われるのが、時間足による直近高値・安値を超えてすぐのところに損切りポイントを置く方法。

ただ、時間足で直近高値・安値を更新してから再び本来の流れに戻る事は珍しくないので、それほど信用度の高い損切りポイントとは言えません。
また、エントリータイミングによっては損切り幅が近過ぎたり大きくなり過ぎる場合もあります。