レバレッジ、取引枚数の選択

長期投資においては、レバレッジはとにかく小さく、リスクを抑えて安全に、というのが一般的です。

しかし、短期投資の場合のレバレッジは小さければ良いというものではありません。
自分のスタイルに合わせて適切なレバレッジを選択しなければ、結果的に利益を減らす事に繋がります。

適切なレバレッジ

まず取引回数ですが、あくまでデイトレードですから、スキャルピングのように何十回もの売買をしないのが前提です。
出来れば一日に2回程度、多くても3~4回までにチャンスを絞ってエントリーします。

そうした場合、取引枚数は自分の利益目標に合わせて適切なレバレッジを使って設定すべきです。

適切なレバレッジとは例えば目標が「一日3万円程度で月60万円の利益」だとしたら、1回の売買でストップにかかる時はマイナス1~2万円、リミットにかかる時はプラス3~5万円ぐらいになる取引枚数です。

もちろん負けが続く時もあるので、数回の損切りが続いた時に自分の口座にとって耐え難い金額になるようであれば、設定した一日の利益目標が高すぎることになります。

「リスクを抑える」つもりでレバレッジをかけずに負けても痛みを感じない取引をしてしまうと、買っても薄利となって納得のいく利益に届かず、結局無理をしたエントリーが増える事に繋がります。
勝率の低いエントリーが増えれば結果的に利益を減らすことになり、本当の意味で「リスクを抑える」事にはなりません。

実際のレバレッジの目安としては1日に2回エントリーして勝率50%で1勝1敗となった時に、納得のいく利益額が取れるポジションで臨むのが良いでしょう。

もちろんストップにかかった時の損失額は極力低めの設定を模索して、勝率が追いつく前に資金が底をつくような事が無いようにリスク管理が必要です。