デイトレードを薦める理由
FXのスタイルはデイトレード以外にも色々ありますが、その中で何故デイトレードなのでしょうか。
FXの主な取引スタイルは以下の4種類があります。
- スキャルピング(超短期投資)
- デイトレード(短期投資)
- スイングトレード(中長期投資)
- スワップトレード(長期投資)
それぞれのスタイルの特徴
スキャルピング
数秒から数分程度の超短期の売買を繰り返し、数pips程度の薄利を積み重ねて利益を上げる方法です。
手数料0円が当たり前となり、オンライン取引でクリック一つで自在に売買が出来る今、誰もが一度はスキャルピングに挑戦するのではないでしょうか。
しかし、一見簡単そうにも見えますが実際の難易度は最上級です。
ほとんどのスキャルパーがコツコツ勝ってドカンと負けるパターンで、長い目で見るとトータルでは負けて終わってしまいます。
一度の利益が少ないので徹底した損切りルールを設定しなければそのうちドカンとやられてしまいますが、逆に痛みの少ないラインで損切りするルールを徹底させると、今度は勝率が上がらずに勝てなくなるというジレンマに。
デイトレードのつもりで始めたのに気付けば目先の薄利を追うにわかスキャルピングになってしまい、結果的にまったく利益を上げられずにいる初心者も後を絶ちません。
スイングトレード
デイトレードの場合は時間足をメインに使ってチャート分析をしますが、スイングトレードはそのまま日足に変えて分析します。
デイトレードに近く、相場のノイズのような一時的な騰落が多い相場状況の時は、スイングトレードのほうが安定することもあります。
いずれスタイルに組み込んでいくのも良いかもしれません。
しかし、損切り幅を200~300pipsなどかなり大きく取らなければならないことが多く、常にポジションを抱えるためリスクは増大します。
スワップトレード
超低金利通貨の円を売って高金利通貨を買い、毎日発生するスワップポイントによるインカムゲインを狙う取引スタイルです。
長らく続いた円キャリートレードがアメリカのサブプライム問題によって崩壊するまでは、日本の投資家にも大変人気のあるトレードスタイルでした。
しかしその後、アメリカのサブプライム問題に端を発した世界的な金融危機によって急激な円高となり、スワップトレードをしていた多くの投資家が大変な損失を被り退場に追い込まれました。
資金に相当の余裕があり、数年間などの長期にわたって資金を寝かせることになっても構わないという場合以外は組み込むべきではありません。
個人トレーダーが勝ち残れる可能性
もちろんこれらデイトレード以外のスタイルでもそれぞれ成功を収めている人はいるはずです。
しかし、各国の経済動向など膨大な情報と難しい知識を把握する必要が無く、初心者でもテクニカル分析だけで合理的かつリスクを抑えた投資が出来るのはデイトレードです。
巨額の資金を持ち、いち早く情報を入手出来るプロのディーラー達がしのぎを削りあう相場の世界でも、初心者の個人トレーダーが生き残るのに一番可能性が高いのがデイトレードだと考えています。