DMI

主にトレンドの方向を捉え、強さを測るためのトレンド系指標です。

DMIの定義

DMの定義。擬似コードを含む。+DM も -DMも0以上の実数。
HighMove = 高値 – 前日高値
LowMove = 前日安値 – 安値
if (HighMove > LowMove && HighMove > 0) { +DM = HighMove; } else { +DM = 0; }
if (HighMove < LowMove && LowMove > 0) { -DM = LowMove; } else { -DM = 0; }
True Range, Average True Rangeの定義。TRとATRは0以上の実数。
TR = max(高値 – 安値, 高値 – 前日終値, 前日終値 – 安値)
ATR = TR の移動平均
DIの定義
+DI = +DM の移動平均 / ATR * 100
-DI = -DM の移動平均 / ATR * 100
DX, ADXの定義

ADX = DX の移動平均

デイトレードのDMIの主な使い方

+DIのライン(画像では青線)が-DIのライン(画像では赤線)より上に位置していれば上げトレンド。逆なら下げトレンド。

更にADX(画像では緑線)が40以上に位置していれば強いトレンド、20以下なら弱いトレンド・もしくはノントレンド、上昇していたADXが反転を始めればトレンド終了のサイン、といった見方をします。

デイトレードでもデフォルトの設定で普通に使えますが、他のトレンド系指標と同様、レンジ相場に弱いです。

トレンドに乗っている時の利食いのタイミングを判断する際などに参考になると思います。